2024年6月14日 縫製 ぬいぐるみ

2024年6月14日 縫製 ぬいぐるみ

本日は出張のお客様と一緒にぬいぐるみ工場、レジン樹脂工場を視察です。まずはぬいぐるみ工場から視察しました。

生地保管ぬいぐるみ工場アメリカメイン.jpg

生地置き場。生地は中国製がメインです。

 

生地には主に2Dと4Dという種類があり、2Dは伸縮性の少ない普通の生地になります。4Dは伸縮性や肌触りがよく、ビーズクッション等にも使用されます。コスト面では2Dの方が安く抑えることができます。また、最近では布団やタオルに使用されている冷感素材の生地もぬいぐるみに使われることがあります。いずれにいたしましても、生地はまだ中国からの輸入に頼っています。

アメリカ向けメインぬいぐるみ工場刺しゅう機.jpg

刺繍機。自動です。

 

ぬいぐるみ工場アメリカメインレーザーカット.jpg

レーザーカット機。生地をレーザーで裁断します。

 

ぬいぐるみ工場アメリカ向けメイン圧縮機.jpg

圧縮機。ぬいぐるみから空気を抜いて少しでも多く運べるようにします。

 

ぬいぐるみ工場アメリカメイン2.jpg

目や鼻は刺繍ではなく樹脂部品を使うこともあります。樹脂部品を使用する場合は、部品が割れないように気を付けて圧縮しなければなりません。

 

いつも通りピッタリ.jpg

お客様と検品後は日本に向けて出荷します。予定通りピッタリサイズです。

 

積み込み完了.jpg

コンテナの扉を閉めて封印して輸出します。

 

ぬいぐるみは残念ながらEPAやFTAによる関税の恩恵は受けない商材(中国製も輸入関税0%)になりますが、中国製と比べると弊社の協力工場の価格の方がよかったそうです。最近では中国製の生地で縫製したぬいぐるみをベトナムから中国へ再輸出するケースも増えてきているので、機械化が難しい縫製品は人件費の影響を受けているのかもしれません。

 

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