本日はワニ革を使ったバッグや財布の縫製工場を見学しました。ベトナムでもワニは養殖されており、南部を中心に100万匹は飼育されているようです。ワニはクロコダイル科、アリゲーター科、カイマン亜科に分かれます。ベトナムで養殖されているワニのほとんどはクロコダイル科で、特にワニ革の中でも柔らかいクロコダイルの肚の革は高級品とされています。一方でカイマンはごつごつした少し硬めの革となり、その力強い雰囲気やクロコダイルよりはお求めやすい価格から人気があります。
見た目ではワニの種類を判断しにくいのですが、タイで多く養殖されているカイマンとクロコダイルの見分け方は、頭の部分にあるクラウンやコブと呼ばれる角(ホーンとも呼びます)の数で簡単に見分けることができます。クロコダイルはクラウンは3+3の6個、カイマンは4+4+2+2の合計12個になります。その他、うろこのサイズ等によっても見分けることができます。
コブが左3つ右3つのクロコダイル
カイマンのクラウン上から4+4+2+2
ワニの製品はベトナム国内市場への販売も行われていますが、大半は中国やヨーロッパ(イタリアやフランス)、日本、韓国などに輸出されています。
このような染色も可能
作業場の雰囲気
こちらの工場ではお客様のデザインに基づてOEMでの生産も可能です。本革の縫製品もお取り扱いがございます。ロットや納期はご相談ください。