ベトナムから日本の輸送に掛かる日数についてよくご質問を頂きます。ここでは参考に、8月のスケジュールを見てみます。
まず一番左側は船の名前です。例えばMOL ENDOWMENTの場合、MOLは Mitsui O.S.K. Linesの略で、株式会社商船三井が所有するENDOWMENTという名前の船という意味になります。そしてその横の航海番号は、MOL ENDOWMENTがその航路をこのスケジュールで移動する際に振り当てられる番号となります。
次に、CUT DATE（カット日とも言われます）ですが、輸出する商品の明細を税関に連絡したり港に商品を到着させなければならない締め切り日です。CUT DATEまでに商品の情報や商品自体が間に合わなければ、その船に積むことはできません。
ETDは Estimated Time of Departureの略で、出航予定日となります。ETAは Estimated Time of Arrivalで到着予定日です。ETDもETAもあくまで予定日ですので、様々な要因から船の遅延も頻繁に発生します。さて、ETDとETAを見ると、ホーチミンから東京まで8日～9日で到着していることが分かります。また、船社は違いますが、週に4便はベトナム～日本間の便が出ている事も分かります。これらをまとめますと下記のような流れになります；
① 事前に船のブッキング（船のスペースの予約）を行う
② カット日までに生産を完了し、港へ商品や情報を送る
③ カット日からETDまでの間で商品をコンテナ船に船積みする
④ ETDにコンテナ船が出航する
航海日数８～９日間
⑤ ETAの前後でコンテナ船が港に到着する
⑥ １～２日間で荷下ろしや輸入通関を行う
⑦ １～２日間で日本国内の指定倉庫へ配送を行う
従いまして、④から⑦まで１０～１３日、弊社は出港後２週間程度の余裕をみて頂くようお願いしています。
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