今回は、弊社が提携しているベトナムのアパレル縫製工場についてご紹介いたします。弊社は日本企業様向けにOEM生産や海外製造支援を行っており、現地の協力工場と連携しながら、品質・納期・コストのバランスを重視したものづくりを提供しています。本記事では、実際の工場の様子を「入口から検品までの工程」に沿ってご紹介いたします。まずは生地の保管場所からになります。

生地の保管場所。手前に見えている機械は検反機で、生地の不具合を確認するための機械です。

生地保管場所から検反機を通り、手前の延反台で裁断を行います。

裁断されたパーツは写真後方の棚に移動され、縫製スタートです。

後ろから前にラインが流れていきます。各ミシンでは決まった個所を縫製します。

こちらの工場は合計4ラインで、同時に様々なアイテムを生産しています。

縫製が終わると、縫製の確認と糸切を行います。縫製と同様に重要な工程です。

アイロンをかけます。

アイロンが終わったものはサイズや付属品の付け忘れ等の全数検品を行います。

上記の検品で問題の無かった商品は、梱包前に再度こちらで最終検品が行われます。
その後、商品は袋詰めされ、検針機を通り、輸出用のカートンに梱包されます。また、お客様のご要望に応じて、検針機を通した商品を再度第三者検品場で検品し、もう一度検針機を通してから梱包という工程も珍しくありません。
品質管理について
弊社の協力工場では、日本向け製品に対応するため、厳格な品質管理体制を整えています。各工程ごとに専門スタッフが配置されており、効率的かつ安定した生産体制が構築されています。特に重要なのが、各工程ごとに行われる検品と梱包前に行う全数検品です。縫製不良や汚れ、仕様違いなどを細かくチェックし、日本に輸出される前の段階で不具合品の流出を防いでいます。
また、生産中はどうしても針は折れてしまうものですが、折れた針が商品に混入すると大きな問題になります。そこで針の在庫管理や入出庫管理、折れ針の管理台帳、検針機のメンテナンス記録帳等の徹底を行い、梱包後は必ず全数検針機を通します。このように、単なる製造だけでなく、品質を担保する仕組みまで含めて対応できる点が大きな特徴です。

針やブランドネームの保管場所は施錠されており責任者しか入ることができません。
CMTとは?
アパレルの生産においてよく使われる「CMT」という言葉があります。Cut(裁断)・Make(縫製)・Trim(仕上げ)の略で、お客様から資材(生地や付属品)を支給していただき、縫製工場が加工のみを行う生産形態を指します(Packingを追加したCMPTもよく使われます)。コストをコントロールしやすく、特に中国などから生地を調達し、ベトナムで縫製するケースに適しています。
来料加工とは?
「来料加工」とは、上記のCMTとほぼ同義で使われることが多く、お客様から支給された材料(来料)をもとに加工を行う生産方式を指します。海外製造の現場では一般的な取引形態であり、指定生地での製造が可能・ブランド側の仕様を細かく反映できる・原価管理がしやすい、といったメリットがあります。
本工場での対応範囲
本記事でご紹介している弊社の協力工場では、CMT(裁断・縫製・仕上げ)でのお見積り・来料加工による生産・OEM(企画〜製造までの一貫対応)まで、いずれも対応可能です。また、小ロット生産(試作・小規模生産)やアパレル製品以外の縫製(簡易なバッグ等)など、幅広い商材にも柔軟に対応しております。
ベトナム縫製の強み
近年、アパレル業界では「チャイナプラスワン」の流れにより、ベトナムでの製造ニーズが高まっています。ベトナムは、人件費と品質のバランスが良い・縫製技術が高い・対日ビジネスに慣れている、といった特徴があり、日本企業にとって非常に有力な生産拠点となっています。
まとめ
弊社では、単なる工場紹介にとどまらず、工場選定からサンプル作成、生産時の品質管理、検品、輸出、指定倉庫までの輸送までワンストップでサポートしています。アパレルOEMやその他アイテムのベトナムでの生産をご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。御社に最適な生産体制をご提案いたします。
関連記事はこちら
・大ロットから小ロットまでベトナム縫製工場のご紹介、日本向けの品質管理や生産プロセスをご紹介
・ベトナム製ぬいぐるみの魅力と競争力 価格・品質・生産のポイント
・ベトナムの大規模縫製工場を紹介|ノベルティからレザーバッグまで対応



