11月12月と年末の繁忙期のため、長らくブログの更新期間があいてしまいました。その間も、多くの出張者様にご訪越いただいたり新規のお客様からお問合せをいただき、まことにありがとうございます。
本日は先日出荷いたしましたアパレル(Tシャツ)の検品について簡単にまとめたいと思います。今回はネイビー色のTシャツを生産しました。生地と糸を同色に染めるため、目を凝らした検品が必要になります。縫製後の検品は工場で2回行い、最後に第三者検品場でも検品を行います。
目飛びです。
矢印の部分で1目、縫えていないことが分かりますが、このようにすべてのミシン跡を目視で確認していきます。下記の写真は身頃部分と袖のつなぎ目ですが、一見するときちんと縫えているように見えます。
しかし袖を引っ張って縫い目が見えると
こちらも1目縫えていないところが見つかります。糸が切れているわけではないので使用上に大きな問題はありませんが、目視の検品を縫製工場と第三者検品場で何度も行うことで、完璧な商品を出荷させていただいております。
全ての検品が終わると、1枚1枚丁寧に折りたたみ写真のように取扱説明書を1枚入れ、ビニール袋に梱包していきます。
ロゴの印刷の色移りが発生しないように薄紙を挟みます。
包装後は全商品を検針機に通します。下記の写真は、検針機がきちんと反応しているかどうか、テストピースという金属の試験片を使って機械を確認しているところです。
検針機が2台並んでいますが、2台の間で検査員が商品をひっくり返し、Tシャツの表と裏の両面を検針機に通します。もちろんこの工程の前に、縫製工場でも一度検針機に通しているため、消費者の手元で商品から折れた針が見つかることはまずありません。
最後にカートンへ入れていきますが、決められた数量がきちんと入っているか?入れ忘れはないか?を測りを使って確認し、確認台帳を作成します。
検品が終わったものは隔離された倉庫へと移動し、そこからコンテナへバンニングし出荷します。
ここまでがTシャツの出荷までの段取りですが、商品の完成までには、生地の紡績工場、染色工場、ロゴの印刷工場、縫製工場、検品場などの多くの方々にご協力いただいています。これからも良い価格で良い商品をご提供できるよう連携を深めていきたいと思います。
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