本日は保冷バッグのサンプル製作です。保冷バッグとひとくちに言っても様々な材質、製作方法があります。外側に不織布を使い、内側はアルミ蒸着したウレタンを縫い付けるバッグ、外側と内側にポリエステル生地を使用し芯材として厚めのウレタンを挟み込みタイプなど、お客様のご予算とご要望に応じて開発していきます。
アルミ蒸着したウレタンを内側に縫製するタイプ。これが一般的です。
外側は不織布を使用しています。
口元にはジッパーやボタン、マジックテープで封をし冷気を逃がしません。
上記写真の保冷バッグの外側は不織布、内側はアルミ蒸着ウレタンで製作されており、不織布や蒸着するアルミの厚み、ウレタンの厚みによっても価格は変わりますが、一般的にはコスト重視の仕様となっています。外側の不織布には、シルク印刷でロゴやブランドを印刷することも可能です。また、弊社の協力工場では、不織布の生地の生産からシルク印刷、縫製、検品までを一貫して行いますので、価格競争力があります。
価格は上がりますが、ポリエステル生地を外側や内側に使用する方法もあります。生地代は不織布よりも高いのですが、昇華転写印刷をかけることで保冷バッグにフルカラーでデザインを印刷することができます。また、不織布より強度もあり高級感が増します。
緑のポリエステル生地に白色のシルク印刷を施しています。
内側も白色のポリエステル生地です。アルミ蒸着が無い代わりに集めのウレタンを挟みます。
さて、保冷バッグのHS Code (国際貿易商品の名称および分類を世界的に統一する目的のために作られた商品コード番号) は4202.92です。日本に輸入する際に掛かる輸入関税率はこのHS Codeによって決まりますが、4202.92の製品に掛かる輸入関税は、中国製の場合は8%、ベトナム製の場合は0%と無税で輸入できます(原産地証明書の提出が必要と言った条件はあります)。
特に縫製品のように、機械による自動化が難しく人件費が大きく商品単価に影響してくる製品の場合、中国の人件費高騰と輸入関税の差によって、ベトナム製品の価格は中国製に追いつきつつあるように感じます。弊社ではお客様のご要望に応じて最適な商品をご提案致します。お気軽にお問合せください。
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