高級感を演出!合皮スマホケースの試作と素材選びのポイント

高級感を演出!合皮スマホケースの試作と素材選びのポイント

お客様から銀行や信用金庫の販促品用として合皮スマホケースのお引き合いがあり試作を製作しました。合皮とは合成皮革の略で、フェイクレザーとも呼ばれますが、本物の革(天然皮革)に似せて作られた人工的な素材のことです。布地の上にポリウレタン(PU)や塩化ビニル(PVC)などの合成樹脂を加工して作られます。表面には型押しで模様を施すこともでき、最近の質の高い合皮は本革とまるで見分けもつきません。 

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合皮の特徴

安価:本革よりもリーズナブル
軽い:天然皮革より軽量で扱いやすい
メンテナンスが簡単:水や汚れに強く、お手入れが楽
デザインが豊富:色や質感を自由に調整できる

 

このように本革と比べると価格面や取り扱いのし易さでメリットもありますが、下記のようなデメリットもあります。

 

デメリット

経年劣化や加水分解しやすい:時間が経つと表面が剥がれたり、ひび割れたりする
通気性が悪い:天然皮革のような吸湿性はない
高級感に欠ける:特に安価な合皮は本革特有の風合いがなく、当然経年変化(エイジング)がない

 

更に、同じ合皮に分類されるPUレザーとPVCレザーでも下記のような違いがあります。

 

PUレザー(ポリウレタンレザー)

柔らかく、本革に近い質感

しなやかで高級感があるが、加水分解しやすい

 

PVCレザー(塩化ビニルレザー)

耐水性が高く、汚れに強い

硬めでやや安っぽい質感

 

このようにPUレザーを使うことで、本革のような質感を表現することも可能ですが、PUはPVCに比べて加水分解(水分と化学反応を起こして物質が分解される現象。べたつきやひび割れ・表面の剥がれ等)しやすいデメリットもあり、お客様の用途に応じて材料選びは慎重に行わなければなりません。

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合皮の厚みは0.9mm, 1.5mm, 2.0mmなどの種類があり、合皮の表面に施される柄も数種類からお選びいただけます。型押しやレーザーでブランドも刻印も可能です。ファスナーはプラスチックまたは金属からお選びいただけます。プラスチックのファスナーであれば、ご希望の色に変更可能です。

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今回のノベルティは無料配布用のため、できるだけコストを抑えながら製作する必要があります。一方で、高級感を重視されていることから、PVCレザーではなく質感の高いPUレザーを採用しました。また、ファスナーには金属製のものを使用し、より上質な仕上がりを目指しています。生地自体に厚みがあるため、対応できるミシンが限られており、縫製には特に注意が必要です。さらに、PUレザーは本革と同様に、縫製の際に穴が開く性質があるため、一度縫った箇所の修正が困難です。そのため、縫製ミスによる不良品の発生を防ぎ、余計なコストを抑えるためにも、慎重かつ正確な作業が求められます。今回の製作においては、コスト管理と品質の両立を図りながら、高級感のあるノベルティを提供できるよう進めました。

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続いて、同じくノベルティにはなりますが、日本を代表する高級ホテルからもスマートフォンポーチの製作依頼があり、同じくPUレザーを使い試作を製作しました。

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2色で製作。向かって左は廉価版、右は機能性モデルです。

表面には世界的に有名なキャラクターが印刷されます。

 

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背面には定期券やICOCA等を入れるケースがあります。

 

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廉価版はカードケース機能を取り除いた価格重視アイテムとなります。

ファスナーも廉価版は樹脂製を使い、コストを削減しています。

 

こちらのスマートフォンポーチは外側と内側でパーツが異なっており、最終的に張り合わせて製作されています。構造上は財布と同じ作業工程となるため、財布やバッグ類の縫製を得意とする工場に依頼しています。

 

合皮の縫製は非常に奥が深く、縫製難易度も高い部類に入りますが、その分、中国との作業工賃の差が生じやすいジャンルでもあります。特に、世界一手先が器用と言われるベトナム人にとって得意な分野であり、高い技術力をできます。さらに、ベトナム製のポーチ類は日本への輸入関税が0%であるため、コスト面でも優位性があります。合皮を使用したオリジナルグッズの製作やOEM、ノベルティの製作にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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