2023年8月12日 貿易 日本で掛かる輸入諸経費 

2023年8月12日 貿易 日本で掛かる輸入諸経費 

これまで、ベトナムの工場から日本の港までコンテナで商品を輸送する際の費用について、航空便または船便のどちらの方法で輸送すべきかの判断方法について、コンテナに満たない物量を輸送する際の費用ついて情報を共有させて頂きました。今回は、商品が日本に到着してから必要となる輸入諸経費をまとめたいと思います。

 

日本で掛かる輸入諸経費ですが、FCL(コンテナ単位)とLCL(コンテナ未満の混載便)の場合で内容が少し変わります。ここではFCLとLCLの費用を分けて、そして例えば東京の港から八王子市まで輸送した場合の金額を計算したいと思います。あくまで概算費用となりますので参考程度にご覧頂き、また時期によっても金額は変動いたしますので、都度 フォーワーダーへお見積りをとられることをお勧めします。

 

 

〇  20ft / 40ft コンテナ(FCL)で輸入する場合

 

項目       20ft          40ft  

輸入通関費用 :US$95   / US$95

乙仲の手数料 :US$65   US$65

港の使用料  :US$240 US$345

荷渡指図書費 :US$30   US$30

海上輸送割増料:US$20   US$40

旅客保安料  :US$8     US$16

八王子へ輸送費:US$470 US$590

輸入関税   :商品による

輸入消費税  :輸入金額による

 

合計:20ft = US$928 / 40ft = US$1,181

 

 

〇  1.25m3(LCL)を輸入する場合

 

輸入通関費用 :US$95

乙仲の手数料 :US$65

港の使用料  :US$15 x 1.25m3

集積場使用量 :US$36 x 1.25m3

倉庫使用量  :US$15

荷渡指図書費 :US$45

海上輸送割増料:US$2 x 1.25m3

コンテナ補修料:US$7 x 1.25m3

八王子へ輸送費:US$290 (2t車使用)

 

輸入関税   :商品による

輸入消費税  :輸入金額による

 

合計:US$585

 

このように比べてみると、やはりLCLの方が割高であることが分かります。

 

 

さて、これまでベトナム~日本間における貿易に掛かる費用を細かくまとめてきました。もちろん、商品によっては追加の割増料金が発生する場合があったり、免許なしでは輸送できない商品、危険品等、様々な条件によって物流方法や金額は変わりますが、まずは一つの目安としてご参考になれば幸いです。

 

関連記事はこちら

コンテナ未満の物量の輸送費

航空便か船便かの計算方法

貿易 輸出入の最適な物量と費用

弊社には円でもお支払頂けます

ベトナム~日本間の船のスケジュール

ベトナム製は輸入関税がお得

ベトナムで良い工場を探す方法

チャイナプラスワンのベトナム

貿易商社を使うメリット

貿易商社の主な仕事内容

logo

エコプラント有限会社 

ベトナムでの調達支援や輸出入業務、営業代行など、お気軽にご相談ください。