2024年3月19日~21日にSECCで行われたFood & Hotel Vietnamに訪問しました。こちらに展示会は2年に一度行われ、2022年の実績は来場者数16,000人、出展社数300社だったそうです。今回の展示会では、国税庁による『酒類事業者の海外販路開拓に関する取組を支援すべく、海外で開催される大規模展示会に出展する』という取り組みが実施され、会場にはジャパンブースが設営されていました。
ブース8社とバーカウンターが設置されていました。
バーカウンター。
出展者ブースの雰囲気。
昨今の展示会ではジャパンブースの設営も減少傾向にあり(逆にインドや韓国の勢いを感じます)、日本からの出展者は非常に少ないイメージです。出展したことにによる企業への効果は未知数ではあるものの、日本の存在感を示すためにも、このような国による展示会への出展補助は非常に大切かと思います。
また、ブーストは別にセミナースペースも設営されており、普段から大変にお世話になっている【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopの月森さんが国税庁から依頼を受け、日本酒についてのセミナーを行っておりました(ボランティアだったそうです)。
高井酒造の伯耆原社長も大画面で。宣伝ありがとうございます。
さて、ベトナムにお酒(具体的にはアルコール度数5.5度以上)を輸入、そして販売したい場合には、輸入者は『酒類流通許可』と呼ばれる酒類輸入ライセンスの取得が必要となります。このライセンスの取得が非常に困難で、年間に許諾される企業数が決まっている事からどうしてもベトナムローカル企業が優先されたり(外資企業の取得は困難)、申請に煩雑な手続きが必要となります。また、すでに輸入ライセンスをお持ちのローカルインポーターの大半が主にワインやウィスキーを輸入されておりますので、彼らに対して日本酒を売り込むという難しさもあります。
酒類流通許可を持っており日本酒を積極的に取り扱っているインポーターはまだまだ限られています。弊社もまだライセンスは持っておりませんが、ベトナムのより多くの人々に日本酒をお勧めしたい弊社と致しましては、このような状況を変えていくためにも、いずれはライセンスの取得に挑戦したいと思います。
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