2月下旬、ホーチミン市の中心から少し離れた12区というところ(空港よりも北側)で、家具やハンドメイドを紹介する展示会がありました。私は別の出張者様のアテンドで展示会には参加できませんでしたが、大変嬉しいことに現地で弊社のブログを見つけて下さった展示会の参加者様から急遽お問い合わせを頂き、ベトナム南部最大の帆船模型の工場をご紹介させて頂きました。
ベトナムに来られたことのある方々でしたら、ベンタイン市場やお土産屋さんなどで一度は見たことのある帆船模型。一昔前まではやはり中国が最大の生産国でした。しかし帆船模型は、数百点もの部品点数から一つ一つ職人の手作りで製作・組立しなければならず、昨今の中国の人件費の向上とチャイナリスクから、最近ではベトナムの帆船模型が世界的に注目され、輸出されています。
ベースとなる船体。
船体を組立て、丁寧にやすり掛けを行います。
このような小さな部品が数多くあります。
部品を接着していきます。部品の製作だけでも時間が掛かります。
全て手作業です。
組立て行きます。だんだん形ができていきます。
ベトナム人は世界的にも手先が器用なことで有名です。
もちろん商品に応じて塗装も行います。
生産品目ごとにまとめて検品を行います。
運送で壊れないよう、頑丈な木枠で商品を守ります。
大きい物は高さ2mを越えます。
こちらの工場はホーチミン市の中心部から車で2時間弱の地方にありますが、少なくとも南部で販売されている帆船のほとんどはこの工場が生産を請け負っており地元住民の雇用を創出しています。また、特に欧米諸国を中心に世界中へ輸出されており地元の自慢の特産品となっています。是非ご自宅に1つ、いかがでしょうか。
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