日本の三大メガバンク「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」のように、ベトナムには「ベトナム農業農村開発銀行(Agribank)」、「ベトナム投資開発銀行(BIDV)」、「ヴィエティンバンク(VietinBank)」、「ベトナム外商銀行(Vietcombank)」という4つの大きな国営銀行があります。
これら4大銀行の現在の定期預金の年利は6.3%となっています。日本の定期預金は年利0.002%なので、日本で定期を組むよりは3,150倍ほどお得となります。民間銀行になると年利7%を越えています。
しかしながら、経済成長が順調に進んでいる国においては定期預金金利よりも不動産の値上がり率の方が上を走る場合が多く(現在のベトナムの不動産市場は景気悪化により低迷しています。逆に言うと今が買い時なのかもしれません)、また銀行への不安やベトナムドンという通貨の使い勝手の悪さから、たとえ年利が良くても外国人の間では定期預金を組まれている方はそう多くはありません。
なお、話は少しそれますが、ベトナムの住宅ローンも日本と比べるとはるかに高く、10年ローンを組むと年利14%になります。この場合、元金の返済はほぼ不可能に思えます。ベトナムは社会主義国ではあるものの、あるいみ色濃い資本主義の一面を持っているのかもしれません。
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