お酒を輸入するには輸入ライセンスや酒類の販売ライセンスが必要、といったお話を聞くことがありますが、弊社の本社があるベトナム国でも同様で、アルコール度数が5.5%を超える酒類の輸入には輸入ライセンスが必要になります。正式には、酒類流通許可(酒類流通ライセンス)と言い、ベトナム国で要求されるライセンスの中でも取得難易度が高い部類とされています。
この度、弊社も酒類流通許可の申請が無事に終わり、酒類の輸入と卸売り、小売りが可能になった旨をご報告いたします。酒類流通許可を取得することで、ベトナムへの酒類の輸入と流通(販売)が可能となります。
しかしながら、酒類輸入許可を得ただけではまだ輸入はできません。輸入したいお酒は事前にサンプルを用意し、商品の衛生や安全を証明する検査と商品登録を行う必要があり、これらも弊社にて代行いたします。
酒類流通許可ではワインやウィスキー、スピリッツといった様々な酒類を輸入・販売することができます。ベトナムで生活している個人的な感覚では、ワインやウィスキーはベトナムの方々にもかなり浸透しているように思います。テト前にはテトギフトとして高級ワインやウィスキーを贈呈する企業や個人もおられます。
また、韓国人の人口増加も後押しチャミスルのような韓国焼酎も人気です。チャミスルはコンビニで400円弱で購入することができ、フルーツフレーバーが添加されているもの多く、ベトナムの若い世代にも支持されているようです。
現在 ベトナムへ日本酒を輸入している貿易会社は、ローカル企業も含め15社程度と言われています。ライセンスの取得難易度の壁はあるにしても、より多くの企業が清酒の輸入と販路拡大を進め、ベトナムの皆様に日本酒の良さが広まっていくことを願っています。
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